楽しい時間は直ぐに経つもので17年目を数えたシーズンも無事に終了することができました。マイアミのUCI登録レースや2年連続での関西開催となった全日本選手権を交えて3ヶ月以上にわたるシーズンを走り楽しんだ選手の皆様、運営を支えた審判、主管チームなどスタッフの皆様、協賛いただきました企業の皆様など、多くの方々の力が集まってこのシリーズが支えられていることをあらためて感謝し、心からお礼申し上げます。
参加者、スタッフともに年を重ねるとともに多くなり、今期はプロローグを含むシリーズ11戦で延べ4,675人、さらに全日本では年代別、学連大会に199人のエントリーがありました。
参加者が増え大会が盛り上がることは普及途上にあるシクロクロス界にとっては喜ばしいことですが、規模が大きくなることでさまざまな問題も発生し、手放しで喜んでいられなくなってきました。当面の対応についてはこの後で触れることにします。
また、今年は自転車ブームも追い風になり、ワールドカップ、世界選手権がTV放映され、国内でも「見せる」シクロクロスレースが開催されるようになりました。スポンサーを集め、海外から一流の招待選手を呼ぶなど「見せる」レースを開催することで、シクロクロスファンのさらなる獲得や社会での認知度を高めることはシクロクロス界の発展に必要なことだと思っています。その中にあって関西シクロクロスはこれからも「シクロクロス界の安くて美味しいファミレス」を目指し、常にグローバルな視点を持ちながら、地域に根ざし、だれもが気軽に楽しくかつ真摯にシクロクロスに参加することで、全力で走りきった後の爽快感を参加者みんなが感じられる競技会でありたいと願ってやみません。
そのためには、レギュレーションに沿った運営と、きちんとリザルトを出せることが大前提です。 今シーズン中にいろいろと起こったことについて、将来につながる反省点を下記に書きます。
ご意見などありましたら、メール等でぜひお聞かせください。
世界選手権のあったベルギーのコクサイデはまさに「砂地獄」。これに比べればマイアミのコースは「まだまだ」だと思ってしまいました。会場の制約もさまざまありますが、世界で闘うレベルに合わせて泥や砂など、海外の情報も貪欲に吸収して可能な限りコースのレベルアップを図りたいと考えます。
一方コースディレクターはコースの面白さに加え、応援やピットアテンダントのための導線を確保する横断箇所の設置や人の集まる見せ場をどこに配置するかなど細かい点まで考えています。また会場探しにはコースのおもしろさに加え、会場までのアクセス、駐車場やトイレ、水といったさまざまな条件をクリアできる所を探さねばならず、選手が増えたことでこの条件を満たすことはますます厳しくなっています。こうした条件をクリアできる新しいコースを常に探します。
また、マキノ高原や南山城村のように地元関係者の強力な協力が得られることも重要なポイントだと考えています。新コースの候補やアイデアなどありましたらぜひ情報をお送りください。
アクロバティックなコースは決してありませんが、参加者数の増加に伴い接触事故等による怪我人も残念ながら増えました。受付テントには看護師の資格のある方に来ていただいていますが、怪我の手当をしてもらいたくてもどこに行けば良いかわからないということを聞きました。
来期は受付横に小さくても救護テントを独立させて設置し、コース図にその場所を明記するようにします。また各会場で最寄りの救急病院の案内をコピーして用意しておきます。
3 年齢別カテゴリーについて
マスターの盛り上がりに加えて、ユースやジュニアが伸びてきていることも特筆すべきことです。若い選手の特別昇格の制限については、インフォメーションの不足も相まってせっかくのモチベーションを下げてしまうようなこともあり、反省しきりです。
年齢別に細かなカテゴリー設定を行っている事例も参考に、AJOCCでカテゴリージュニアやU14といった同年代で競える年齢別カテゴリーの整理を提案します。レース数を増やせないためC3やC2との混走になるかと思いますが、若い選手が無理せず楽しくステップアップできる環境を作ります。
最終戦桂川では680名を超えるエントリーと、大幅な参加者増となりました。ここまで増えるとレースが混雑して楽しく走れないことや、接触事故などの危険が増すこととともに、開催時間が長くなることによるスタッフへの負担増や駐車場不足などの問題も起こっています。
レース数を増やせない限り当面は何らかの参加制限を行わざるを得ません。一括エントリーを受け付けた後、残りの参加枠をWebエントリーで一元管理すれば制限は可能ですが、受付開始から数時間で定員が埋まってしまい新規参加を妨げるといったことの無いよう、ユースや女性、ビギナーを対象にしたカテゴリーでは制限を行わないことや新規参加枠を設けるなど、方法には工夫を試みます。
参加者が増えた要因の一つにシクロクロス初参加者が増えたことがあります。受付方法やスタートの並びはもちろんですが、シクロクロス競技の基本的なルールの解説など、初めての方にもわかりやすいインフォメーションを心がけ、来シーズンにはウェブサイト上にFAQのコーナーを設けます。
今年の世界選手権では日本代表チームは厳しい結果に終わりましたが、選手たちは勝つために真摯な努力を続けています。この努力に応える周囲の体制も大切ですし、周囲の環境を動かすには我々の継続的な応援の声が後押になると思います。
今期ワールドカップ第7戦フランスリエヴァンのレースで竹之内悠選手がトップと3分17秒差の33位でゴールしており、また一歩世界の高い所に近づいています。前を向いて走る姿はなにより後に続く中学生、高校生たちへ夢と希望を与えてくれています。
来期も関西から世界へチャレンジする選手達を送り出し、みんなで応援していきたいと思います。世界へ伸びる芽がどんどんと育つよう、私たちは育つ畑(シクロクロスレース)を一つでも多く耕していきたいと思います。
では、また来シーズンレース会場でお会いしましょう!
2012.2.14
関西シクロクロスオルガナイザー 矢野 淳
関西シクロクロスを楽しんでおられる皆様、今シーズンも残すところ1戦となりました。
選手の皆さんも観戦の皆さんも、桂川では残る力や想いを全て出し切っていただければと思います。
さて、告知通り、募っておりました全日本選手権で打ち上げた花火への寄付を、第9戦の堺で終了させて いただきました。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
1月26日に、関西クロスでもお世話になっている新福島の「タベルナ・エスキーナ」におきまして、立会人確認の元、募金箱を開封させていただきました。皆様からいただいた金額は、64,380円に達し、全額、花火の打ち上げ費用に充てさせていただきました。ご協力いただきました皆様には、重ねて感謝申し上げます。
花火をご覧になった方々にお話をお聞きすると、とてもよかったとのお声を多数いただき、企画した団としては胸を撫で下ろしている次第であります。「関西クロス観戦団」としましては、来シーズンも選手を応援し、観戦者に楽しんでもらえる企画ができればと画策しておりますので、具体的な内容が決まりましたら、また関西クロスブログでご案内させていただきます。その際には、また今シーズン同様、選手の皆さんも、観戦者の皆さんも一緒になって関西クロスを楽しみましょう!
マキノ高原で開催いたしました第17回全日本シクロクロス選手権大会の
入場口において集めました大人1人500円の入場協力金ですが、
カンパとして上乗せいただいた方の分も合わせて、合計97,000円の収入が
ありました。ちょうど男子優勝賞金10万円に匹敵し、目標達成となりました。
高校生以下は無料としていましたので実際の入場者は200名以上
ということになります。
ご協力いただきました皆様に改めてお礼申し上げます。
早朝から入場ゲートで料金徴収や駐車場の誘導をしてくれました
西日本学生自転車競技連盟の皆さんもありがとうございました。
元日本チャンピオンの三船雅彦さんによるおなじみのシクロクロススクールが今シーズンは12月17日丹波、12月24日くろんど池、1月7日希望が丘、1月14日北神戸、1月21日堺、2月4日桂川で開催の予定です。いずれも14時30分スタート、定員は当日先着30名(事前申込不要)、受講料は500円です。
ジュニア(今シーズンは1994年、95年生まれ)、ユース(1996年以降生まれ)の選手については、成長期に過度の負担をとならないよう、カテゴリーの昇格に制限を設けています。
特例昇格については全国オルガナイザー会議において下記のとおりとし、既にカテゴリーアップしていた選手についても適用となりました(ただし、ジュニアの強化指定選手を除く)。再度確認ください。
2011xA群012シーズン会場MAP - Google マップ
開催日 | 会場 | コース図他 | リザルト | |
---|---|---|---|---|
プロローグ | 10月16日 | 京都府南山城村 高山ダム | コース | pdf xls |
第1戦 | 11月6日 | 京都府南丹市 府民の森ひよし | コースL M S | pdf xls |
第2戦 | 11月13日 | 滋賀県高島市 マキノ高原 | コースL M S | pdf xls |
第3戦 | 11月20日 | 滋賀県野洲市 ビワコマイアミランド 国際自転車競技連盟カレンダー登録レース(UCI-C2) 世界選手権代表セレクションレース |
コースL M S | pdf xls UCIバージョンpdf |
第4戦 | 12月4日 | 京都府福知山市 由良川河川敷 | コースL M S | pdf xls |
12月11日 | 滋賀県高島市 マキノ高原 第17回全日本シクロクロス選手権大会 |
pdf xls | ||
第5戦 | 12月18日 | 京都府京丹波町 丹波自然運動公園 | コース | pdf xls |
第6戦 | 12月25日 | 奈良県生駒市 くろんど池 | コース | pdf xls |
第7戦 | 1月8日 | 滋賀県野洲市 希望が丘文化公園 | コース | pdf xls |
第8戦 | 1月15日 | 兵庫県神戸市 北神戸田園スポーツ公園 | コース | pdf xls |
第9戦 | 1月22日 | 大阪府堺市 みなと堺グリーン広場 | コース | pdf xls |
第10戦 | 2月5日 | 京都府京都市 桂川緑地運動公園下鳥羽地区 | コース | pdf xls |
さぬきクロス | 2月12日 | 香川県善通寺市 鉢伏ふれあい公園 |
全日本選手権の一般来場者には会場協力金(入場料)として500円を入場ゲートでお支払いいただきます(高校生以下は無料)。収入は選手の賞金の財源に充てます。協力金と引き替えに大会プログラムをお渡しします。
一般来場者はマキノ高原ビジターセンターおよび県道287号からマキノ高原へ入った所の一般駐車場をご利用いただきます。
参加選手およびアテンダントは入場ゲート手前(温泉さらさ)右手の道路からスタッフの誘導に従い選手専用駐車場に駐車できます。
全日本選手権参加者については前日のライダーズミーティングで配布するIDカード(選手1人につき選手1枚、アテンダント2枚交付)を呈示してください。年代別選手権及び学連選手については事前に郵送するIDカードを呈示下さい(選手以外同乗者及びアテンダント1名)。IDカード交付対象者以外については一般入場者同様に入場料をお支払い願います。
入場ゲート設置は11日(日)7:00潤オ13:40とし、エリート男子スタートから40分経過後は入場オープンとします。
有志によりマキノの全日本シクロクロスで花火の打ち上げが行われることになりました。以下、有志よりのメッセージです。
シクロクロスの観戦が大好きな有志が「関クロ観戦団」を結成! 観戦団は、日頃いい走りを観客に見せてくれている選手達へのお礼に、 全日本選手権で花火を打上げることに致しました! (京都車連の了承済みです)
打上げのタイミングは、エリート男子トップ選手のゴール直後。 音と煙の花火が約40発、選手の健闘を称えます! 来場される方は是非楽しみにおいでください。
尚、この企画の経費は、車連とは別にすべて有志でまかなっております。 つきましては、もしこの企画に賛同して頂ける方や、 花火を見て「よかった~!」と感じられた方がおられましたら、 寄付を募っておりますのでご協力頂けましたら幸いです。
場所は、会場の「タベルナ・エスキーナ」ブースと、新福島のお店で、 2月末までの受付を予定しています。
募金はできましたら1口500円。ご協力頂きました方には、 関西シクロクロスのキャラクター「カンクロー」を描いてくれている ウエツキチエコさんによるオリジナルステッカーを1枚プレゼント!
さらにガラガラで当たりが出れば、オペラグラスがプレゼントされます!
集まった募金は、「タベルナ・エスキーナ」においてお客様を立会人として開封し、 目標額を上回った場合は、来年の花火打上げに使わせて頂きます。
観戦者主導の初めての試みですが、選手以外に観戦者も楽しめる「関西シクロクロス」! 是非、みんなで盛り上がって参りましょう!
「関クロ観戦団」有志
全日本学生シクロクロス・オープン大会要項が2011日本学生自転車競技連盟カレンダVer.3.6・要項・結果のページで公開されています。全日本選手権と同日同会場、男子の30分レースです。
12月11日 マキノ高原の全日本選手権と同時開催します年代別選手権の
追加エントリーを12月6日(火)まで受け付けます。年代によってはエントリー枠に余裕があるため、年代間の枠を調整しました。
AJOCC年代別シクロクロス大会要項
全日本選手権と同日同会場でAJOCC年代別シクロクロス大会が開催されます。19~29、30~39、40~49、50~の5カテゴリーのレースです。
出場にはJCF登録が必要です。当日会場で臨時登録の受付も行います。登録料はワンデイ登録の場合1,000円です。
全日本選手権参加資格者名簿 訂正(特に今年のチーム名)等は各オーガナイザー(関西は矢野)まで。
2011~12シーズン開幕時M1選手名簿
C1、C2についてはAJOCCのAJOCC Cyclo Cross Result Pageの「Season 2011-2012 選手名簿(全国版)」をご覧ください。
第3戦ビワコマイアミランドのC1、CL1のレースはUCIカレンダーレースとして国際ライセンス
必携となります。大会には必ず持参いただくようお願いします。また申請中の方は都道府県連盟に大会までに発行日を確認をしてください。最悪でも申請中であることが証明できるよう申請控えなど持参ください。
なお、「10戦一括エントリーているがUCIレースには参加しない」という方は、お手数ですが
矢野まで御連絡下さい。スタートリストに名前が掲載されると欠場と見なされ、ペナルティーの対象になってしまいますので。
駐車場図 北側エリアも使用可能になります。
10月16日、南山城村高山ダム特設コースにて。実施要項
大会要項が確定しました。
(1)UCIカレンダーは 11月20日マイアミランド 翌週は野辺山でUCIレースですいずれもC1,CL1には国際ライセンスの取得が必須です。
(2)全日本は関西シリーズと独立して実施します。全日本ジュニア、エリート、女子、男子、AJOCCマスターに学生大会+年代別選手権を行います。
(3)新たに奈良県生駒市くろんど池を加えました。初の奈良開催です。
(4)エントリーフィーを1戦 2,500円に値上げします。10戦一括や高校生以下、CL3は400円に据え置きます。
(5)時間割を変更しました。混雑していたC2とCM1を分離し10分早く始めます。 ユース、キッズの間の時間を詰めて、お昼の試走時間を15分確保します。 CM2をA.B2レースにして、C3A,Bと時差スタートで行います。
パンフレット標準日程にCL2が抜けています。13時40分にC3A、CM2Aと同じ組スタートです。
今年度よりUCIレース(関西ではびわ湖マイアミランドを予定。C1、CL1のみ。)では国際ライセンスが必要となります。各都道府県連盟を通じてライセンスを取得してください。発行申請書はJCFのサイトに掲載されえています。
スタート前に流れる曲 | Children / Robert Miles |
終了後に流れる曲 | チェリーパイ / 安倍令こ & 大村あつし 安倍さんのサイト[ r ]の部屋内のActivityページにサンプルmp3があります。 |
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